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噂で探る、Windows 9でSurfaceはどう進化するのか? - Vol.1:さらなる進化が予想されるコードネーム「Threshold」-

2014年3月3日 配信

ただのアップデートではない、コードネーム「Threshold」


Windows 8.1

次期Windowsはコードネーム「Threshold」と呼ばれています。これは、ただ単純に新しいWindowsを示すだけではなく、Windows、Windows Phone、Xbox Oneや、主要サービスまで含む一連のアップデートのことを指すようです。

先日、Microsoftの主要ネットサービスが次々と名称変更したのも、そうした「Threshold」プロジェクトの一環なのかもしれません。

Microsoft、ストレージサービス「SkyDrive」を「OneDrive」に名称変更


Surfaceの成功と既存Windowsユーザーの狭間で


2013年末から最近まで、本国アメリカでさえ品薄が改善されなかったSurfaceシリーズ。初代Surface RTは作りすぎて不良在庫になったことがニュースになりましたが、Surface 2、Surface Pro 2に関しては、製造数をしぼっていたとしても、追加した在庫が即完売する状況なので、かなり好評だと思ってよいでしょう。

日本マイクロソフトが「Surface 表参道ショールーム」でとったアンケート結果によると、「Surfaceを利用して印象に残った点」として、「デザインが良い」が34.6%と一番高く、「キーボードが使える」が26.6%、「Officeが使える」が21.7%と、Surfaceのメリットをかなり理解している様子で、日本でも多くのユーザーがSurfaceシリーズの在庫復活を待ちわびています。

Windows RT 8.1スタート画面のカスタマイズ性がアップ

すでにSurfaceを使っているユーザーにとっては、Windows 8.1のスタート画面も、Windowsストアアプリも、そこまで使いにくいということもなく、むしろ慣れればWindows7までのスタートボタンよりも使い勝手が良いと感じることも多いはずです。

一方で、Windows 8.1は旧来のデスクトップユーザーにも提供されているOSであり、すでに持っているPCをWindows 8.1にアップデートしたユーザーは、Surfaceのようにタッチスクリーンが搭載されていない機種の場合が多く、タッチ出来ない時のスタート画面の使い勝手は、お世辞にも良いとは言えません。

Windows 8.1 Update 1はタッチパネルを搭載していないPCでもWindows8.1が快適に使えるようにするアップデート

しかし、これはすでにWindows8.1を利用しているユーザーに向けた「応急処置」であって、タッチパネルを前提としているスタート画面を、デスクトップPCでも快適に使えるかというと、そこは難しいかもしれません。

SurfaceはMicrosoftが「PCに近い、仕事も出来るタブレット」として、「Windows 8.1はSurfaceみたいな製品で使えば、もっと使いやすくなるでしょ?」とユーザー(もしくはメーカーに対しても)に意思表示をする製品でもあったでしょう。

そして、Surfaceのメリットは十分に理解され、支持もされていますが、一方で、タッチパネル非搭載PCを使う既存ユーザーからは多くの反発がった、というのが「Windows8.1」の良さと課題であり、次期Windowsの方向性を決めることになりそうです。

そこで、Microsoftは、次期Windowsでは「モバイル向け」、「デスクトップ向け」、「エンタープライズ向け」の3つのバージョンを用意しているとされています。

どちらでも使えるハイブリットなWindowsを目指した「Windows 8.1」から一転して、それぞれの用途にわけてしまおうという試みのようです。


次回、「噂で探る、Windows 9でSurfaceはどう進化するのか? - Vol.2」では、Surfaceに搭載される次期Windowsがどうなるのかを探っていきたいと思います。


噂で探る、Windows 9でSurfaceはどう進化するのか? - Vol.2: Windows Phoneと統合された真のモバイルOSに進化か?

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