タブレットユースを前提にしていた前モデルから、一挙に「ノートPC」へと近づいた第3世代Surface Pro「Surface Pro 3」。
最大の改善点は、大きなディスプレイ。従来のタブレットは10インチ程度のサイズが種類だったが、Surface pro 3ではディスプレイサイズを「ノートPC」同等の12インチにアップグレードした。
また、これまでも好評だったKick Standは最大150度まで開閉出来るように改善され、ひざ上での作業がしやすくなり、ペンタブレットとしての使い勝手も向上した。
筐体サイズが大きくなった一方で、薄さは9.1mmと4mm以上薄く、100gほど軽い800gとなり、「これだけで他のタブレットを持ち歩く必要がない」という大きなメリットが生まれた。
ラインナップ的にも大きな変化が。
従来はストレージサイズで2〜3種類のラインナップを用意していたが、Surface Pro 3ではCPU、ストレージ、メモリの内容の違う5つのタイプから選ぶことが出来る。最安モデルでは799ドルで購入出来、Intel Core i7プロセッサを搭載した最上位モデルも選べるようになった。
これまでは、iPad Airを意識したラインナップを展開していたSurfaceシリーズだが、Surface Pro 3は明らかにMacBook AirやDynabook Kiraといったハイエンドウルトラブックに照準を合わせたデバイスだ。
ハイエンドノートPCと同じことが出来る1kg未満のタブレットにもなるSurface Pro 3。「ノートPCにもなるタブレット」は「タブレットにもなるノートPC」に大幅に進化したと言えるだろう。