Windows RT向けコードエディタ&FTPアプリでWebサイトを作る

コードエディタはNotepad RTがベストチョイス

筆者の探した限り、日本語向けアプリストアでは、コードを編集するアプリは探すことが出来ませんでしたが、アメリカ向けのアプリストアでは様々なアプリを探すことが出来ました。中でも秀逸だったのが、「Notepad RT」です。

Notepad RTは、メトロスタイルのアプリですが、 HTML, CSS, Javascript, PHP, C#, C/C++, Javaなどのコードに対応いていて、シンタックスハイライトにも対応しています。価格は120円と非常に良心的な価格で、お試しも出来ます。

上記の写真のように、左にデスクトップ、右に、Notepad RTを開いて、同時に作業を進めることも前提にしたインターフェイスになっているので、サイトで画面を確認しながら、ソースコードを編集することも可能です。ただ、Notepad RT自体にはFTP機能が搭載されていないので、別途FTPアプリを用意する必要があります。

参考：Notepad RT（Windowsストア公式サイト）

また、使用地域を日本に設定していると、アプリを起動できないことがあるようで、その場合は、コントロールパネルの使用地域を米国にすることでバグを回避出来ました。

Surfafe RTで使えるコードエディタとしては、「CodeMat」というアプリもあって、こちらはHTML、CSS向けに作られているようですが、一応PHPファイルの作成も可能でした。こちらは無料のアプリなので、ライトな使い方ならCodeMatで十分でしょう。ただ、こちらも利用地域を日本に設定していると、そもそもアプリストアで表示することもできないので、設定をアメリカにする必要があります。

参考：CodeMat（Windowsストア公式サイト）

メトロスタイルのFTPアプリ「mFTP」

FTPアプリは、コードエディタ以上に数が少なくて、こちらもアメリカ向けのアプリ「mFTP」がよさそうでした。しかも無料なので気負わず使える点もグッド。

もちろん、通常のWindows向けFTPクライアントのように、様々な接続方式に対応しているわけではないので、単純にFTPでファイルをアップロードするくらいしか出来ません。ただ、先ほど紹介したコードエディタアプリと組み合わせることで、Surface RTでもWebサイトの制作は問題なく出来るようになります。個人的にはSFTPで接続出来るようになると非常にうれしいところですね。

参考：mFTP（Windowsストア公式サイト）

Windowsストアのアプリはまだまだ発展途上なため、秀逸なアプリは少なく、「もう少し機能が充実していたら・・・」と思うことも度々。しかし、オープンして半年ほどでこれだけ実用的なアプリがあることは、将来を期待出来ることですし、何よりSurface RTをはじめ、Windows RTデバイスを仕事用として使えるようにと頑張っているアプリ開発者の方がいるということがとても心強い限りです。

今後も、新しいアプリを開拓して、ますますメインとして使えるSurface RTに育てていきたいと思います。